京都春の秘仏公開 随心院、勧修寺、長楽寺、安祥寺、毘沙門堂

5月3日、京都で行われている非公開文化財特別公開の催しに参加。
今年は天皇陛下の即位があり、より一層特別感がある。
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新幹線はあらかじめ予約しておいたので行き帰りの心配はない。

今年は山科地区を中心に拝観することにした。
京都地下鉄の一日乗車券を利用。

最初の拝観先は 随心院
真言宗善通寺派の大本山で門跡寺院。
小野小町にゆかりのある寺院としても名高い。

随心院山門
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庫裡の受付へ上がると、いきなり小野小町を描いた絵が出迎える。
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書院を中心として、襖絵などが公開されている。
この部屋には榧(かや)の大きな切株が展示されていた。
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小町をしたって「百夜かよい」をした深草少将の話。
その伝説に榧(かや)の実が大事な役割で出てくると云う。

書院の大玄関から薬医門を望む。
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書院の一角に飾られた「梅匂小町絵図」という絵画。
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本堂には、本尊の秘仏・如意輪観音坐像をはじめ、たくさんの仏像が祀られている。
(画像はWebから拝借)
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特に本尊・如意輪観音坐像は13年ぶりの公開だそうだ。

庭もたいへん美しい。
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書院の一間には何やら訳の有りそうなものが展示。
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右の石は「請雨本尊石」で一身上人が雨を祈った時の石。
左は小野小町ゆかりの榧の実、と解説されている。

境内の一隅に小野小町の歌碑が建つ。
 花のいろはうつりにけりな~ という名高い歌だ。
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さらに小野小町化粧井戸や小町文塚などゆかりの史跡も多い。
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随心院ご朱印
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◇ ◇ ◇

次いで、近くの 勧修寺(かじゅうじ)門跡 へ。

庭園入口という門を入ると受付が。
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右手に宸殿。江戸初期に建築されたもの。
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書院は江戸初期の建築で、重要文化財。
中には立派な障壁画がたくさんあり、13年ぶりの公開だそうだ。
なぜか写真撮影はOKだった。

「近江八景図」土佐光起作。
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また、土佐光成の「竜田川紅葉図」(重文)。
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ここの庭も美しい、池泉庭園だ。
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一隅に水戸黄門の寄進と伝わる勧修寺燈籠が建つ。
むこうは宸殿と書院。
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庭園には観音堂が建ち、落ち着いた雰囲気をつくっている。
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勧修寺のご朱印
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少し移動して円山公園方面へ。

東山区の 長楽寺 だ。

地下鉄東山駅から知恩院の前を通って円山公園へ。

円山公園の中は観光客で一杯。

人だかりがあるのに注目すると、坂本竜馬と中岡慎太郎の像が建っていた。
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地図で見ると、長楽寺はすぐ近くのはず。

突然あらわれた門前は大きな行列が出来ていた。
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長楽寺の秘仏・准胝(じゅんてい)観音像は、天皇の即位した時しか公開しないそうなので、行列も覚悟の上だが、ここまでとは思っていなかった。

係の人に聞くと、40~50分は並ぶことになるとのこと。
しかし、今回はここを拝観するのが主な目的なので、行列に加わることにした。

ようやく受付へ。ここでご朱印も申し込む。
寺務所の中を良く見ると、たくさんの人がせっせとご朱印を書いていた。
自分のご朱印の整理券は645番だったので、この日だけで1000人分くらいのご朱印を書くのだろう。
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そして、やっと本堂へ到着。
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本堂では、ご本尊・秘仏准胝(じゅんてい)観音立像を拝観できた。
小さな像だ。天皇即位のタイミングしか観れないと聞くので、丁寧に拝観。
一面三眼十八臂の珍しい姿だ。足元に龍を従えている。
(画像はWebより)
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長楽寺は延暦24年(805)、桓武天皇の勅命によって、伝教大師を開基として建てられた。
ここは平家物語にゆかりのあるお寺だそうで、その関係の文化財がたくさんあった。

お庭には建礼門院御塔(十三重の石塔)が建つ。
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また、建礼門院の秘宝展も開催されていた。
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こちらでは、安徳天皇御影や幟、建礼門院御影や像、一遍上人像などを拝むことができた。

また、丘の上には頼山陽の墓などが建てられている。
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また、水戸斉昭公による「尊攘碑」も建つ。
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長楽寺ご朱印。 天皇御即位記念のハンコが押してある。
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◇ ◇ ◇

次いで、地下鉄山科駅から 安祥寺 へ。

琵琶湖疏水の北、安祥寺山のふもとに建つ、安祥寺は入唐僧・恵運を開山として嘉祥元年(848)に創建された。

観音堂(本堂)には本尊の十一面観音を安置する。
この像は初公開だそうだ。
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初公開だけあって、仏像はたいへん綺麗だ。

地蔵堂には地蔵菩薩座像が祀られていた。
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また、大師堂も建つ。ここには宗祖弘法大師、開山恵運などが祀られている。
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この寺院はご朱印の行列がすごく長かったので、時間の関係でご朱印はあきらめた。

◇ ◇ ◇

そして、最後の拝観先、 毘沙門堂門跡 へ。

琵琶湖疏水を渡って10分くらい歩くと参道だ。
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いきなり長い石段があり、その先に仁王門が建つ。
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そして、本殿だ。
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本殿から、晩翆園というお庭が見える。
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本殿には本尊の毘沙門天を安置するが、この仏像は完全な秘仏だそうで、案内してくれた僧侶も見たことがないそうだ。

そして、霊殿だ。
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歴代の位牌を安置している。 大正天皇や昭和天皇の位牌もあった。

この中が特別公開の対象になっている。4年ぶりの公開らしい。
霊殿の内陣に掲げられた天女の図(Webより拝借)。
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そして、霊殿内部の天井龍。
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勅使門も。桧皮葺きの総門だ。
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宸殿のすぐ隣に弁天堂が建ち、弁天が祀られている。
太閤秀吉の大政所・高台尼が大阪城内に祀っていたものを当寺に移したとされる。
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毘沙門堂門跡のご朱印
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◇ ◇ ◇

駆け足でお目当ての寺院の拝観をしてきた。
天皇即位を祝して特別公開された長楽寺拝観が最大の目的だった。
長い行列に巻き込まれたものの、何とか拝観できて良かった。

京都駅で、新幹線の時間まで夕食がてらビールで一人乾杯。

疲れたけれど楽しい一日だった。

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