重文 岐阜:美江寺、岐阜大仏

4月18日、重文クラブOBの有志で岐阜の美江寺へ出かけた。
秘仏十一面観音の、年に一度の特別公開がお目当て。
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仲間の運転するワゴン車で岐阜へ向けて出発。
順調に走れ、予定通りの時間に岐阜金華山のふもとに建つ美江寺に到着。
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天台宗の寺院、本尊は秘仏の十一面観音だ。

境内から金華山山頂の岐阜城を望める。
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これが本尊の秘仏・十一面観音だ。 (画像は当寺院のWebから拝借)
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8世紀半ば頃、天平期の仏像で、脱活乾漆造りだ。もちろん重要文化財。
天平年間の仏像にしては保存状態が良く、美しい。
戦前までは60年に一回の公開(今は年1回)だったそうで、良い状態で保存されているようだ。

拝観しながら、仲間と「頭上面が8面しかないね~。」と話し合っていて、
「きっと、残りの3面は頭の後ろに彫り込んでるんじゃない?」などと推理していた。

この謎は、このあとの講義で解けた。

本堂で開かれた、その講義。
名張の歴史研究家・高見氏と、同志社大学教授・井上氏の講義だ。
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これが中々素晴らしかった。

 ・本尊の十一面観音は名張の夏見廃寺から岐阜の美江寺に移されたこと

 ・一般的な十一面観音の解説

 ・それに対して、美江寺の観音の特徴
   肝心の頭上面は8面だ。
   古文書・美江寺縁起によると、伊賀の国から美濃へ飛び去った時に
   観音がこれを憐み、頭上の三仏を残置給った、とのこと

   その他、冠の額部分の飾り、胸飾りなどの豪華さ など

   X線調査やファイバースコープ調査により、一般的な脱活乾漆造
   とは違うつくりになっていること

などなどたくさんの画像を使って、たいへん面白い話をしていただいた。

思わぬ良い拝観になって、同行のメンバー全員が大感激。

美江寺のご朱印
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◇ ◇ ◇

美江寺で気を良くして、岐阜大仏へも寄ることにした。

岐阜大仏は黄檗宗・正法寺だ。
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これが岐阜大仏。
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天明7年(1787)に発願し、様々の経緯を経て文政12年(1829)に完成したと云う。
高さ14m弱の大仏で、一切経を使った塑像・漆金箔の造りだ。
岐阜市の重要文化財に指定されている。

大仏殿内には、大仏の周りを五百羅漢像(実際には100数体)が取り囲んだ形になっている。
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正法寺のご朱印
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名古屋へ戻って、皆で恒例の飲み会。

年一回の秘仏公開に立ち会えたこと、興味深い講義を思いがけず聴けたこと、中々有意義な一日だった。

 

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