公開講座 「病気」と「遺伝子」の関係

10月19日、名市大で開催された公開講座に参加した。
《「病気」と「遺伝子」の関係》と題するテーマで、三人の先生による講座だ。

会場の名市大田辺通キャンパス。薬学部のキャンパスだ。
最近建て直されたそうで、たいへん立派な建物が広がる。
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講座のトップバッターは藤原教授。
演題は「暗号を解読せよ!~生命の設計図と薬」。
ちょっと刺激的なタイトルだ。

DNAに書き込まれた遺伝子の情報がどのように書き込まれ、
その遺伝暗号がどのような作用で読み解かれているのかを解説。

かなり詳しく説明していただいたのだが、
こちらの予備知識が無いことに加えて、
説明のテンポがかなり速くて、さっぱり咀嚼できなかった。

この遺伝子に書き込まれた設計図には、
・どのタンパク質を
・どこで
・いつ
・どれだけ 作るかが書き込まれている。

この情報を読み取って細胞がつくられていく。

この仕組みが破たんすると「病気」になるのだ。
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アメリカの疫学的な調査結果では、がんの原因の大部分は生活習慣だということだ。
すなわち……
 喫煙が30%、 食事が30%、 運動不足が5%
ほぼ70%が、これらの不適切な生活習慣によってがんになってしまうという。



第2講は林教授による
「遺伝子のキズががんの始まり? 
  ~くすりはがんを克服できるか?~」

まず、がんとは?から解説していただいた。

そして遺伝子にキズがつくとはどういうことか?
DNAの損傷とその修復の概念図
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DNAの損傷は一日に数百万回といわれる。
それだけの損傷があったら、修復できない細胞が残るのはあたりまえのような気がしてきた。

ある遺伝子にキズがついたとき、細胞増殖のアクセルが踏まれたままの状態になる場合と、ブレーキが踏まれる状態になる場合とがある。

つまり、「がん遺伝子」と「がん抑制遺伝子」とがある。

がん抑制遺伝子は、DNAのキズを修復したり、異常な細胞に自殺(アポトーシス)を起こさせる働きをする。

このような働きをがんの治療に生かせないだろうかという研究が進んでいる。



第3講は長田准教授による
「生活習慣病と遺伝子
  ~くすりは遺伝子を制御できるか?~」

生活習慣病の解説から始まり、その大きな要素を占める「脂肪細胞の分化と肥大化」についてその仕組みを説く。

細胞の分化は遺伝情報によって制御されている。
したがって、細胞から細胞へ遺伝子がどのように伝わるか、
この過程が秩序よくなされると健全な体が維持されるが、この仕組みが乱れると様々な疾患につながる。

遺伝子発現の仕組み
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これらの仕組みを乱す要因として生活習慣の乱れが大きな位置を占めるというわけだ。

やはり、生活習慣の改善が大切だということ。



今回の講座は30%くらいの理解度に終わった。
今まで色々な公開講座を聴いたが、この日の講座はかなりレベルが高かったのだろう。


印象的だったのは、どなたかの講座で出てきた「天寿がん」という言葉。
「さしたる苦痛もなく、あたかも天寿を全うしたように人を死に導くがん」という概念が提唱されているそうだ。
このことの賛否は色々だろうな。



この記事へのコメント

mihomihohappy@docomo.ne.j
2013年10月31日 02:59
新米ブロガーみほみほです(●*’v`*人).o0ЙICЁ♪たぬさんのブログって本当に面白いですよね(o^-^o)たぬさんのようなブログが書きたいと思ってる女の子です壁|ω-o)゚+. ポッよければ、みほのアメブロも見てくれませんか??あっ!わけありでコメント止めちゃってて、メアドに直メほしいです(о´▽`о)ブログ友になってください(v`▽´)v

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